1)直火式・・・コンロの上に網を置いて生豆を煎る。 焙煎する量が多くなると、
直火焙煎にこだわる焙煎店が多く見受けられます。
実際「直火」を店名に掲げる店が多いですね。
直火は難しく技術が必要とか、
豆の個性が一番引き出せる云々・・・
はたしてそうでしょうか?
焙煎機はその構造で3つに分かれます。
前述の『直火式』、当店の使う『半熱風式』、
大手メーカーが使う『熱風式』です。
こまめな焙煎が可能な小型の焙煎機の多くは
直式か半熱風であるため、自家焙煎店のほとんどが
この2つの方式の焙煎機のいずれかを使っています。
ではここで、焙煎方式の違いによる味の差を
イメージしやすいように、
各方式の焙煎方法を簡単に説明すると、
こんな感じです。
2)半熱風式・・・コンロでフライパンを使って生豆を煎りながら、
上からドライヤー(熱風)で加熱もする。
3)熱風式・・・コンロは使わず、ドライヤーだけで加熱する。
直火式は火が豆に直接当たるので、香味が強くなります。
ただし豆の外側から加熱するため、豆の中心まで火を通す間に
どうしても豆の外側の方がよく焼けて、全体的に苦味が先行しやすくなります。
熱風式は、火に全く当たらないので、“焦げる”感じは薄れ、
香味には欠けますが、直火と比べるとマイルドな感じになります。
半熱風式は、豆に直接火は当たりませんが、
鉄板越しに火が当たり豆の外側は焦げるため、香ばしさが引き立ちます。
その一方、熱風でも加熱もするので、外側を焦がしすぎることなく
中心まで火を通すことができます。
そのため、外はこんがり、中はふっくらとした
コーヒー豆を作ることができるのです。
10キロ~30キロ釜の大型焙煎機を導入し、
一度にたくさん焙煎できるようにするのが一般的です。
しかし当店は、鮮度にこだわり
少量の焙煎を心がけているので
2台ある焙煎機はどちらも5キロの半熱風釜です。
この“釜”を交互に使って、
常に、こまめな焙煎を心がけています。
コーヒーの味を最大限に引き出し
鮮度の高い豆をお届けする、
これが当店のモットーです。
当店独自の焙煎方法で焙煎されたコーヒーの数々。
半熱風焙煎機ならではのまろやかな味わいを
是非お試しください。
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